OLIVER WORKS

北海道出身、イラストを描いたり、文章を書いたり、音楽を作ったり、写真を撮ったりします。

オリバー旅行記【釜山2泊3日/海鮮三昧編】完全版

こんにちは。オリバー(北海道在住/30歳/男)です。


昨年2017年6月に母と二人で韓国・釜山に行ってきました。まさか半年後に韓国に移住を決心してビザを取ることになるとは、この時は夢にも思っていませんでした。旅行記を書いたので、半年前の事ですが公開します。

 

僕の母は肉料理が苦手。昔、家族で韓国・ソウルに行った時は、次々と襲いかかる肉料理たちに完全に打ち負かされ寝込んでしまったトラウマがあり、今回も「韓国に行こう」と誘った時は「韓国だけは嫌だ!もう二度と行きたくない!」と即答されました。「肉料理は一回も食べない!おいしい海鮮料理を食べさせてあげるよ!」と三日三晩説得して、なんとか強引に首を縦に振らせました。僕は5回目の渡韓でしたか釜山はこの時が初めて。

 
未知の街・釜山。どんなところなんだろう。約束通り、母においしいご飯を食べさせてあげられるかな。2泊3日の釜山旅。皆さんも行ったつもりで、是非一緒にお楽しみください!

 

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1日目です。

 

やってきました!みんな大好き新千歳空港!初めての母子海外二人旅です。意識高い系アラ還女子の母は、今日もヒールの高いお洒落な靴を履いてきやがりました。結構歩かせるつもりだけど大丈夫なのか。その点、僕は履き慣れまくったボロボロスニーカーなので心配いりません。(これが後に悲劇を呼ぶのだった…)

 

LCCエアプサンに初搭乗。急に釜山に行くことを決めたのも、たまたまネットで見つけたエアプサンのキャンペーンチケットが本当に安かったから。往路は札幌(千歳)から釜山まで5,000円、復路は大邱から関空まで2,500円!行くの行かないの?行くでしょ!(関空から札幌の国内線が9,000円でした) シートが激狭だろうがサービスが劣悪だろうがいっそ墜落しようが何があっても文句は言いません。

 

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搭乗口から飛行機まではLCC名物のバス移動。機体の色合いがさわやかでおしゃれです。いつもはめんどくさくて嫌だなーと思うバス移動も天気が良いとなかなか気持ちがいいですね。土曜日のお昼の便だったので日本人が多いかなと思いましたが、意外と韓国人だらけでした。一時期の韓流おばさま方はどこに行ってしまったのでしょうか。

 

座席は3席/3席の配列。LCCなのに足元がめちゃくちゃ広いことにまず驚きました。むしろ大韓航空より広いような!シートも座りやすくて快適。通路から隣同士で2席を指定したのですが、隣の窓側席は空席。ラッキー!乗る前は『LCC狭すぎて足ちゃんと収まらないかも大丈夫かな…』なんて心配していたのですが、全然そんなに足長くなかったです!はっはっはっ

 

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エアプサンLCCなのに機内食も出ます!札幌→釜山路線はエビチャーハンでした。アツアツで味も美味しい。日本⇔韓国感ならこれくらいの簡単な食事で全然ちょうどいいです。お水の他に飲み物サービスもありましたよ。機内食のメニューは事前にホームページで確認できるので苦手なものだったらスペシャルミールをリクエストしましょう。LCCとは思えない神対応です。

 

お肉が苦手な母も美味しいエビチャーハンに大満足でした。

 

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約3時間半の空の旅。僕は機内で黙々と絵を描いていたのですが、韓国人のキャビンアテンダントさんに不思議な顔で見られました母親の隣で一心不乱にお絵かきに興じる中年男性。ま、いつものことですね!気にしません。

そんなこんなで、そろそろ釜山に到着です!空から見る釜山は、ぜひタモリさんにブラブラしてほしいくらい、かなり不思議な地形でした。海の近くにボコボコと山が並び、その谷間に貼りつくように建物がびっしりと建ってます。おもしろい。
 

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初釜山!いえーい!

金海国際空港』前から思っていたのですが、なぜ『釜山国際空港』じゃないんだ!分かりずらい!なかなかシンプルな空港です。僕の予定では到着時刻から入国審査、空港を出るまで余裕を持って1時間を見てたのですが、10分くらいで突破しました。超スムーズ。

僕は、海外ではとにかく公共交通機関を利用したい派なので、(タクシーでぼったくられたことがあるから)空港からはバス移動します。外に出てバスを探しますがインターナショナルエアポートとは名ばかりで外国人へのウェルカム感ゼロどこもかしこもハングル表記でなんにも分からん…。なんとかそれっぽいバスを発見してとりあえず乗り込みます。あってるのかなそわそわ。

 

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後ろに座ってた異常に声の大きい関西人カップルが、「昔、水商売をしていた知り合いのマミちゃんが、先月離婚して、焼き鳥屋のバイトも辞めちゃって、今は既婚の男性と不倫してる」とゆう下衆い話を静かな車内に響き渡らせていました。せっかくの楽しい海外旅行。しかも母との二人旅。頭の中はもう元お水で現在無職ゲス不倫中のマミちゃんなる女性の想像でいっぱい。なんとゆう旅の始まりでしょう。

 

ホテルの最寄のバス停で下車!声の大きい関西人カップルへのイライラをなんとか頭の隅に追いやり、気を取り直して地図を片手にホテルを探します。すぐに発見!あー無事ホテルに辿り着いた!良かった!

 

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『クラウンハーバーホテル釜山』

ホテルに関して母からのリクエストが「とにかく新しくてきれいなホテル」だったので、このホテルに決めました。ネットで見ていた通り、とてもきれい。部屋も広々していてスーツケースなんて10個くらい広げられそうです。床がカーペットではなくフローリングなのが、なんだかホテルの部屋っぽくなくて、モデルハウスに来たような気分でした。

フロントには日本語を話せるスタッフもいました。両替もフロントでお願いしました。サービスの質も韓国のホテルとしてはかなり良い方だと思います。母もホテル気にってくれました。

 

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港側の部屋は料金が高かったので、泣く泣く山側の部屋を予約しました。しかし!事前に高層階をリクエストしていたおかげで、この眺め。飛行機から見た景色と同じように、山の斜面にびっしりと立ち並ぶ建物。うーんおもしろい。

 

一休みしたらさっそく夕食を食べに、街に繰り出します、Wi-Fiなしの旅なので、地図と勘だけを頼りに、目的のお店を探します。『国際市場』にやってきました。迷路のような狭い路地にいろんな個人商店が立ち並んでいて、良い雰囲気。観光客よりも地元の人が多くて、子供達が走り回ってる様子を見ると、当たり前のようにこの景色の中で育ってるのかーとなんだか不思議な気持ちになります。

 

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目的のお店『トルゴレ』に到着。

かなり分かりにくい場所にありますが、迷わずたどり着きました。釜山で豆腐チゲと言ったらここ!らしい。かなり古くから地元の人に愛されている名店!らしい。ネット情報。

豆腐チゲは日本でもかなりメジャーな料理になりましたね。日本で食べれるからなかなか韓国で食べる機会がなかったのですが、本場の味を一度食べてみたかったのです。

 

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店内。地元感がすごい。地元の人しかいない。観光客一人もいない。この異国間。たまりません。

メニューもシンプルで豆腐チゲと味噌チゲのみ。あとお鍋のメニューが1つあったかな?チゲを一つずつオーダーして母とシェアします。チゲにはキムチと味噌汁とライスがつきます。ここのキムチもネットでかなり評判だったのですがすごくおいしかった!

 

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豆腐チゲ!想像していた1/2くらいの大きさのチゲ。けど味がしっかりしててご飯が進みます。豆腐がなめらかでめちゃくちゃ美味しい!さすが本場!食べれば食べるほど奥深いいろんなダシの味に出会えます。

味噌チゲは今までも何度か挑戦したことがって、どこで食べても味の濃い味噌汁としか思えなくてあまり得意じゃなかったんですが、ここの味噌チゲを食べて味噌チゲの意味がやっと理解できました。豆の風味が鼻に抜けて大正解の味噌チゲでした。

「ごちそうさまは韓国語でなんて言うの?」と聞かれ教えてあげたのに、店を出るとき恥ずかしくなったのかなにも言わない母。ぎざかわゆす。

ごちそうさまでした!星2つです!

 

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国際市場をブラブラ歩きます。子供服がかわいい。

皆さん映画『国際市場で逢いましょう』はご覧になりましたか?僕はこの釜山旅行から帰ってきた直後に見ましたが、まさに映画の中で描かれていた風景です。映画を見てから行ったら映画の世界に入っていくみたいでもっと感動しただろうなあ。

家族へのお土産などをちょこちょこ買う。

 

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たまたま見つけたお菓子屋さん。地元の人たちが並んでたので美味しいのかなーと思い買ってみました。

店の奥で作ったお菓子を道に面した小さな窓口で売ってます。

 

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クルミの形のお饅頭。中の餡子にもクルミがしっかり入ってて食感が良くて甘すぎなくてとても美味しいです。

なんだか日本にも全く同じお菓子がありそうですが、母はとても気に入った様子。一袋に10個くらい入っていたと思うんですが、母、爆食いです。

 

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国際市場をブラブラと歩き続けて、ロッテモールでトイレ休憩。ここら辺は地上だけでなく、地下道にも所狭しとお店がびっしりと立ち並んでいて、飽きませんね。

 

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用を足して、ロッテモールのスーパーマーケットに寄り道。野菜・果物・肉・魚、売り方が超ダイナミック!日本じゃありえない量や大きさ。韓国人は家族が多いのか、食べる量が違うのか。行き交う韓国人が皆パワフルなのも頷ける。

 

歩きに歩いてすっかり日も暮れ、夜食は肉料理NGな母のために選んだタコ鍋の超有名店『ケミチ』に来ました。街を歩いてて日本人に出くわすことは少ないですが、この店はさすがに日本人の団体客がチラホラ。

 

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タコ鍋の他にホルモン鍋や海鮮鍋もありました。そしてサイドメニューのお刺身とかチジミもおいしそう。けど僕たちは迷わずタコ鍋をチョイス!日本ではなかなか食べられないからね。期待が膨らみます。絶対美味いに決まってる!


隣のテーブルでは日本人の団体客が動くタコの刺身に大盛り上がりの大絶叫。空港からのバスの中といい、釜山にいる日本人は異常にうるさい。日本人の多くが「中国人観光客=うるさい」ってイメージを持っているように、おそらく釜山では「日本人観光客=うるさい」と思われているに違いない。恥ずかしいです。

 

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まずはマッコリで乾杯!ようこそ韓国へ!なんだか韓国留学中の息子のところに遊びに来た母をもてなしているような気分になります。(1年後それは現実になる)

韓国で飲む微炭酸の生マッコリはなんでこんなにうまいんだろう!「センタクマッコリ」最高でした。


タコ鍋はお店のおばさんが作ってくれるので、食べてよしと言われるまでお預けをされた犬状態で待機。うー早く食べたい。

 

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出来上がったタコ鍋の具をご飯に乗せて、韓国海苔フレークをふりかけて、混ぜて食べます。

うおおおおおおお!うめえええええ!と、隣の日本人のように大絶叫したりはしません。店内の他のお客様に迷惑をかけない系の育ちの良い母子です。「おいしいね…」と小声でつぶやきながらタコのうまみを噛み締めます。

このために釜山に来ても良いくらいおいしい。ごちそうさまでした!星3つです!

 

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日もすっかり暮れて満腹の帰り道。少し遠回りをして釜山港を見に行きました。小さい公園があってバスケットボールのコートとかもあって、気候もとても気持ちいい!なのに誰もいない。なぜ!釜山港の美しい夜景を眺めながら、母と二人で『釜山港に帰れ』を熱唱。

 

釜山港に母子の歌うドロドロした歌詞の演歌が響き渡ります。ひとしきり歌って満足したらホテルに戻って就寝です。今日は地下鉄に乗らず、ひたすら歩きまわりました。足が疲れて棒のようです。調子に乗ってヒールを履いてきてしまった母の足は最後までもつのでしょうか!どうなる!

ということで、1日目終了です。

 

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2日目です。

早速ですが緊急事態です!

昨日1日歩き続けた結果、僕のお気に入りのボロボロスニーカーのかかと部分に遂に穴が開いてしまったようで、変なプラスチック的なものが飛び出してきてしまった!これでは痛くて歩けない!ということで、急遽ホテルの隣にあるコンビニに駆け込みガムテープを購入。穴にテープを重ねて貼って補強。

うーん大丈夫かな。

 

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さー朝ご飯を食べに出発です!また国際市場方面に歩きます。今日もいい天気。日頃の行いが良い親子。この界隈は夜はお店が多くて賑やかですが、一転朝はひっそりとしています。歩道脇にならぶオブジェを眺めたり、顔ハメ看板で母と遊んだりしながらのんびり朝の散歩を楽しみます。

 

ちなみに「クラウンハーバーホテル釜山」とても快適でした。ベッドも寝やすくて、母も熟睡できたようです。

 

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朝ご飯はしじみ料理専門店『ソムジンガン』で。ガイドブックに必ず載ってる有名店。店内には日本人もチラホラいました。母はしじみスープの定食を、僕はしじみビビンパを注文。しじみスープは味うっすうす。しじみビビンパはちょっと水っぽくてご飯がべちゃっとしてて非常に気持ち悪い。

サイドメニューで無料で出てきたサバのコチュジャン味噌煮だけが比較的美味しかったです。

ごちそうさまでした!無星です!二度と行きません!

 

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もうだめだ…。

ガムテープの応急処置ではやはりかかとが擦れてしまいこれ以上歩いたら血とかいろんなものがかかとから流れ出してしまう…。

 

ということで靴を買うことに。ただし、僕は数年前からスケッチャーズのスニーカーしか履けない体になってしまったため、国際市場付近のすべての靴屋に入り、スケッチャーズのスニーカーがあるかを聞いて回る必要があるのです。たまーに置いている店もあるのですが、日本より若干高いうえ、好きな形や色やサイズが全然ない。スケッチャーズ人気ないのかな…。写真は某靴屋さんのスニーカーシャンデリア。インスタ映え

 

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スケッチャーズのスニーカーを求め、さまよい歩くこと約3時間。高いお金を出して妥協するのがどうしても嫌だったので、諦めて適当な屋台でナイキ(偽物)のサンダルを1000円くらいで購入しました。これでなんとか帰国まで乗り切ろう…。

2泊3日の弾丸海外旅行の、2日目の午前中をまるまる靴探しに費やしてしまいました。とほほ…。

 

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さて、気を取り直して地下鉄に乗って釜山のビーチリゾート・海雲台(ヘウンデ)に向かいます!

 

地下鉄に揺られて30~40分くらいだったかな?僕は靴探しですでに肉体的にぐったり。母は僕が靴を探してる間に服にコーヒーをこぼしたりして精神的にぐったり。

 

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やってきました!海雲台ー!

雰囲気が全然違うよ!なんとゆうか、リゾート観光地感がすごい!行き交う欧米人!薄着の人たち!サングラス!サングラス!僕のフェイクナイキサンダルも馴染んでる?馴染んでない!ぐったりだった僕たちも少しだけ元気を取り戻します。

 

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さっそくお昼ご飯。と言っても靴探しが難航したせいで、既に時間は3時近く、すっかり遅くなってしまいました。

サバ料理が美味しいと地元で人気の定食屋『クッテクジッ』です。お店はこぎれいでオシャレな感じでしたが、観光客が全然いないし、ランチタイムからちょっとずれた時間だったので、客席で店員のおばちゃんたちが普通に食事していてちょっと気まずかったです。

 

母は焼きサバの定食を、僕はここまで魚ばかり食べていていい加減、お肉が恋しくなっていたのでプルコギ定食を注文しました。めちゃうま!サバは脂のりのり。プルコギは網にはさんで両面を焼いたようで香ばしめくて無駄な脂が落ちていておいしいー!付け合わせのサイドメニューもどれも美味しかったです。ここはまた行きたい!

ごちそうさまでした!星2つ半です!

 

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夕暮れの海雲台ビーチを裸足で散歩。

 

先ほど購入した僕のフェイクナイキサンダルは、長く歩いていると足の甲がすれて痛くて、途中から結局、穴の開いた、かかとにプラスチックが突き刺さるボロスニーカーを履いて歩きました。痛い…けど…もういいんだ…どうでも…。心も足ももうボロボロです。

海雲台ビーチは泳いでいる人、日焼けをしている人、本を読んでいる人、ビーチバレーをする人。とても平和。いいところでした。今度来るときは海雲台に泊まってビーチでのんびりするのもいいなあ。日本から一番近い異国のビーチリゾートかも。楽しい。

 

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僕の住んでる札幌は雪まつりが有名ですが、その雪像を雪ではなく、砂で作ったようなものが砂浜にたくさんありました。雪まつりがくそしょぼく感じられるほど精巧な砂像たち。札幌、惨敗です。参りました。

 

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ソルビンの本店が海雲台にあると聞いて、「適当に歩いてれば見つかるだろうー」と思ってうろうろしてみたのですが見つからず。本店じゃない普通のソルビンで休憩することに。

母は初ソルビン。インスタ映えするフルーツもりもりのビンスは、母が好まないので地味ながら一番うまい説のある人気メニューきなこビンスを食べます。やはりこれが一番うまいー!母も気に入ってくれました。

 

いつも思うんですがソルビンもうちょっと店内がきれいだったらいいのになー。テーブルとかべとべとしてて不快。好きだけど。

 

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地下鉄で釜山駅まで戻りました。本当は海鮮鍋とか食べたかったんだけど、もう時間もかなり遅くなってしまい、肉体的にも、精神的にも、足的にも辛くてボロボロの親子二人。目的もなくうろうろ。

地下のショッピングセンターにはこんな無料の充電コーナーがあります。いいね!

 

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釜山駅前の市場をぶらぶら。もう時間が遅いので人気もありません。果物とかキムチとか、食べ物の屋台とかがあります。本当は屋台でおでんとかトッポッキとか食べたかったんだけど、勇気が出ずスルー。

 

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日本では見たことのない果物。パンみたい。どうやって食べるんだろう?

 

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駅前の『キムパ天国』で遅めの夕飯。24時間営業いつでも美味しいキムパ天国。ノリ巻きとキムチチゲを食べました。

 

思えば今日1日ひたすら足に振り回されました。たくさん歩くから、履き慣れた靴で行こうと思ってボロのスニーカーを履いてきたのがそもそもの間違いでした。新しい靴を履いてくればこんなことにはならなかったのに!泣きながら海苔巻きにかじりつきました。

 

痛む足を引きづりながらホテルへ。2日目、完全に終了です。おやすみなさい。

 

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3日目。最終日です。

朝1のSRTで東大邱まで移動します。この日はたしかエアプサンの釜山から千歳までの直行便がなかったんですよねー。やむを得ず大邱から大阪→大阪から千歳の遠回り帰国。

 

初めて乗るSRT。チケット購入も簡単だったし、車内も快適でした。

 

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大邱に初上陸!

大邱駅から大邱空港までの移動が意外とめんどくさいでお馴染みの大邱です。タクシーで行けばいいんだけど、やはりタクシー恐怖症なのでバスに乗ります。しかも空港リムジンとかではなく普通の乗り合いバス。そしてSRT・KTXの駅からバス停が謎に遠いのです。WIFIもなく、めちゃくちゃ不安でしたが、なんとかバス停を見つけて、バスに乗ることが出来ました。運賃いくらなの?いつ払うの?どこから降りるの?全然分からず無賃乗車をしかけて運転手に怒られました。

野生のパグ犬が仲間になりたそうにこっちを見ている。仲間になりますか?いいえ。

 

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大邱空港!一応国際空港なんだけど、小さくてコンパクトでシンプルなとてもつまらん空港です。早く着きすぎるとめちゃめちゃ暇なので注意。東大邱駅からバス停までの移動がちょっと不安だったこともあり、余裕をもって3時間前に着いてしまった。

大邱ボーイ大邱ガールは釜山よりちょっと田舎感が強くて、母とふたりジロジロと現地の人間観察を楽しみました。(とゆうかほかにする事がない)ここにもやはり日本人はほぼいません。 

 

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やっと飛行機に乗り込みます。もうすっかりエアプサンファンになってしまった僕たち親子。座席は広いし座りやすいし、サービスも問題なし、ドリンクも出るし、軽食も出る。しかもこの軽食がなかなかうまい。帰りは温かいハムチーズサンドでした。コスパ最高!

帰国後、母に「釜山で何が一番美味しかった?」と聞くと、「エアプサン機内食」と即答されて、事前に母のためおいしい海鮮料理をたくさん下調べした孝行息子はゲキオコでした。

 

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ひとまず関空に到着です。次の関空→千歳の便は約3時間後の出発。この3時間で僕たち親子はある賭けに出たのです。

そう!りんくうプレミアムアウトレットのスケッチャーズに靴を買いに行くこと!

釜山でボロ靴にさんざん苦しめられた挙句、スケッチャーズを買えなかったストレスをどうしてもどこかにぶつけたい。実は、ここ数年でスケッチャーズは北海道から撤退してしまい、僕の足に世界で唯一フィットするスケッチャーズのスニーカーをゲットできるのは、東京や大阪だけ。これはまたと無い絶好のチャンスなのです!

 

たぶんアウトレット行きのバスがあるはず。空港のインフォメーションで情報を集め時間を計算。うん、間に合うかどうかは…私たち次第です!

 

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関空を親子二人で駆け回り、バス停全然見つけられず、やっとバス停にたどり着いたと思ったらバスが出発した直後で、また全力ダッシュでインフォメーションに戻り、電車での行き方を聞いて、出発直前の電車に飛び乗り、電車を降りて、アウトレットを探して走って、道を間違えて、迷って、遂に…たどり着いた夢にまで見たスケッチャーズ!この時点で時間的にはかなり危険な状況。札幌までの飛行機に乗り遅れて全然もおかしくない。

 

10分くらいで3足のスニーカーを適当に選び購入。やったー!さ、急いで関空へ!全速力で来た道を戻ります。

 

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ぎりぎり飛行機に間に合いました。関空から千歳へ。くったくたです。以上で僕と母の初めての海外二人旅in釜山は終了です。

 

僕はこの旅で釜山に行くまで、ソウルにしか行ったことがなかったのですが、流行り廃りの移り変わりがとにかく激しいソウルと違って(それはそれですごくおもしろいのですが)、流行に影響されず韓国の古くて良いものがしっかり残っている釜山の街が大好きになりました。

 

そしてこの旅から戻った数カ月後、僕は会社を辞めて、韓国ワーキングホリデーを決めるのであります。長い旅行記にお付き合いいただき、ありがとうございました!さようなら!