OLIVER WORKS

北海道出身、イラストを描いたり、文章を書いたり、音楽を作ったり、写真を撮ったりします。

全部、言っちゃうね。(韓国での就活事情)

f:id:z00khunsapporo:20181019132357j:image

こんにちは、オリバーです。

 

去年30歳で仕事を辞めてワーキングホリデービザで韓国に来て約9カ月。来週から韓国で会社員をやることになりました。

 

海外で就職活動をするのが初めてだったので、取り掛かるまではどうなるものか全然イメージが出来なかったのですが、無事に(と言っていいのかは実際働き始めるまで分からないけど)半月で3社から内定をもらいました。

 

インスタグラムで、近々韓国ワーキングホリデーを予定されている方からメッセージをいただいたりして、少しでも参考にしていただければと思い、僕がやっていた韓国での就職活動について書いておこうと思います。

 


☑ 前提スペックのこと、全部、言っちゃうね。

 

まず、韓国で就活を始める時点での僕の状況です。4大卒。日本で社会人経験7年。営業(外回り・内勤)・事務職・カスタマーサービスなど幅広く経験。マネージャー経験あり。資格:TOEIC普通自動車運転免許、日本語教員養成課程修了。

 

韓国語は今年の1月に『本気で学ぶ韓国語(チョ・ヒチョル)』という参考書でハングルの読み書き、基本の文法を頭に叩き込んで、3月~約半年間韓国の大学付属の語学学校で韓国語を勉強しました。(学校のことは別にまた書きます!)

 

『韓国語能力不問』と求人に書かれていたり、日本企業だったりしても、やっぱり韓国で仕事をする限り、韓国語でコミュニケーションが取れることは最低限必要です。僕も半年かけてちゃんと韓国語を勉強してから就活をして良かったなと思いました。

 


☑ 盛り証明写真のこと、全部、言っちゃうね。

 f:id:z00khunsapporo:20181019132417j:image

韓国は日本より書類が大事、そしてその中でも証明写真は超大事です。韓国人は就活のために整形手術までするんだから、このフィールドで戦うにはフォトショで盛りまくるしかないのです。日本にいる時は駅にある写真ボックスで撮ったり、なんなら家の白い壁を背景にデジカメで適当に撮ったりしてたんだけど、韓国で就活をするなら絶対写真館で証明写真を撮りましょう。

 

適当な写真館で「履歴書用の写真を撮りたいです」と言うと撮れます。たいていの写真館では撮影用にスーツなども貸してくれます。女性であればヘアメイクを自分で出来るスペースがあって化粧品とかもずらっと並んでました。なんの準備もせず手ぶらでふらっと行っても大丈夫です。

 

写真を撮ってもらって自分で気に入った写真を選ぶと、目の前でフォトショ大会が始まります。「え、そこ別にコンプレックスに感じたことなかったんだけど、ダメかな…」と打ちのめされることがあるので、心の準備だけしておきましょう。僕は事前に「あまり過度に修正しないでください!」と頼んで、「うん分かったよ~」と言われたのですが、出来上がった写真では目が二倍くらいになってました。

 

データをメールで送ってもらうように頼んで、印刷もちょっともらって終わり。(印刷は実際就活には使わないです、韓国特有の文化で証明写真は友達に配ります。謎。)

 

たしか2,000円くらいでした。

 

 

☑ 応募書類のこと、全部、言っちゃうね。

 

インターネットで適当にダウンロードしたフォーマットで、応募書類のベースを作ります。僕は履歴書(日本語)・職務経歴書(日本語)・自己PR絵本(日本語)・履歴書(韓国語)・自己紹介文(韓国語)・自己PR絵本(韓国語)・履歴書(英語)・職務経歴書(英語)を事前に用意しました。基本的に手書きは不要です。

 

求人記事の中では、履歴書をどの言語で書くか指定がないことが多いです。僕は英語の求人であれば英語の書類日本語・韓国語の求人で担当者が韓国人の場合は韓国語の書類日本語の求人で担当者が日本人の場合は日本語の書類を送るようにしていました。

 


☑ 求人応募のこと、全部、言っちゃうね。

 f:id:z00khunsapporo:20181019132456j:image

僕は普通にKONESTの求人掲示板を毎日チェックしていました。他にもいくつか似たようなサイトはあるけど、やっぱりKONESTが一番求人が多いと思います。怪しい求人もあるので気を付けてね。

 

用意した応募書類のベースで、志望動機と日付だけチョチョイと変えて、気になる会社にバシバシメールで送っていきます。書類選考でダメな場合は、たぶん連絡も来ないので、あまり考えすぎずに軽い気持ちで応募しましょう。

 

comm.konest.com

 

 

☑面接のこと、全部、言っちゃうね。

 f:id:z00khunsapporo:20181019132526j:image

韓国は基本的に『書類選考』→『面接』→『採用』です。面接はたいてい1回しかないので、ここが勝負です。応募して数時間後に急に面接の連絡が来たこともあれば、数週間後忘れかけた頃にポンとメールが来たこともありました。

 

日本と比べると、面接ももう少しラフな感じです。業種にもよると思いますが、「服装指定ありますか?」と聞くと100%「楽な格好で来てくれて大丈夫です」という回答でした。

 

面接の準備はまあどこの国でも同じだと思いますが、その企業についてはしっかりホームぺージとか読み込んで、業界の現状についても適当に調べておきましょう。当日は1時間前には会場について、場所を確認してから、近くのカフェでコーヒーを飲みながらイメトレをしていました。

 f:id:z00khunsapporo:20181019132513j:image

面接では、たいした質問はされません。過去の仕事の内容を聞かれたり、韓国の生活はどうですかとか、今後の目標はなんですかとか。日本みたいに圧迫感のある質問はなかったです。

 

僕はまだまだ韓国語が拙いので、ところどころ使い慣れない単語や敬語表現など、最初の面接で自信なさげに話してしまい、それが韓国語への自信のなさではなく、話している内容への自信のなさと受け取られているなと思い、反省。韓国語がめちゃくちゃでも、とにかく自信ありげに明るく話すことだけを心がけて話しました。それをこころがけて受けた面接3社中3社内定をもらったので、効果ありだったと思っています。

 f:id:z00khunsapporo:20181019132552j:image

と、こんな感じで就活をしていました。来週からどうなるか、たぶん大変なことも打ちひしがれることも絶望することもあると思いますが、全部楽しみたいと思います。さよなら!