(前)激レア・三十路男の韓国留学レポート
こんにちは、オリバーです。
今日は、寄ってらっしゃい見てらっしゃい、世にも珍しい、脱サラ三十路男の留学生活レポートだよ。
もともとはリアルタイムでいろいろ発信していこうと思っていたのですが、10年ぶりの留学生活が想像していた100倍くらい忙しくて、楽しくて、そのうち書こう書こうと思ってたらいつの間にか半年が矢の如く過ぎ去り、卒業してしまいました。
10年前の2008年、英語圏で1年間の留学生活を経験したのですが、当時はまだ学生だったこともあり、7年間の社会人生活を経た今回の韓国留学はまた全然違うすごく良い経験になりました。
☑ 僕が選んだ学校
僕が通った学校はソウルのH大学付属の語学堂です。外国人向けに年4回約3カ月間のコースを開設しています。午前(9:00～13:00)と午後(14:00～18:00)どちらかのクラスを受講します。希望を出して希望通りになったりならなかったりします。
僕がここを選んだ理由は、他の学校に比べて『日本人が少ない』『生徒の国籍が多様』『生徒の年齢が多様』という情報が決め手でした。日本の留学斡旋業者がよく紹介している学校だと、クラス全員が日本人なんてこともあるようで、しかも日本から韓国への留学生は圧倒的に若い女子が多いから、自分以外全員日本のピチピチギャルだったりしたら、おじさん肩身が狭すぎる。虐められても少しも不思議じゃない。虐めとか怖いので、この学校を選びました。
☑ レベル分けテスト
『本気で学ぶ韓国語(チョ・ヒチョル)』という参考書でハングルの読み書き、基本の文法を頭に叩き込んだ上で臨んだクラス分けテスト。韓国語学習歴2カ月の分際でナマイキにも、スピーキングのテストの時に担当の先生に「ちょっと難しくてもレベルが高いクラスにしてほしい」と頼んでみました。意識高い系。
☑ 授業スタート
授業初日、張り出されたクラス分けを見に行くと6つあるレベルのうち、上から2つ目の上級クラスに自分の名前が…え！嘘だろ…。いくらなんでもそれは…。
最初の授業は自己紹介と中級の文法の復習でした。クラスメイトはほとんどが初級から順に上がってきたようで、僕とは比べものにならないくらいみんな韓国語ペラペラ。僕は自己紹介すらまともにできないし、復習も知らない文法ばっかり。かなり焦りました。最初の1週間は全然授業についていけず、先生にクラスを中級に変えてもらいたいと相談しようか悩んだほどでした。
しかし、忘れちゃいけない。僕は勤勉であるという事実！
朝8時に起床、9～12時までその日の授業の予習、昼食を食べて14～18時まで学校で授業、健康のため1時間歩いて帰宅、夕飯を食べて、21～24時その日の授業の復習と宿題をして寝る。これをほぼ毎日やっていました。通常の授業に加え、H大の語学堂は発表課題も多く、発表用のレポートを書いたり、パワーポイントを作ったり、とにかくスパルタ。週末も休ませる気ゼロで、最高でした。
おかげで僕の韓国語もぐんぐん伸びて、進級試験も無事合格。すっかり仲良くなった友達と3カ月間楽しく韓国語を学び、春のコースを終えました。
☑ 僕の天職は留学生だよ
授業はライティング・リーディング・スピーキング・リスニングを総合的に学べてすごく楽しかったです。ディスカッションやロールプレイなどをやりながら文法も退屈せずに学べました。学校どこにしようか悩んでいる方はH大学おすすめです。(おすすめのくせに伏せ字。気になる人は検索したらたぶんすぐ分かるよ。)
この時のクラスは、僕以外に日本人が2人、女の子がいました。こんな得体のしれない怪しい僕にも、普通のクラスメイトとして接してくれて、とても良い子たちでした。10年前、英語圏に留学したころの僕にはそれが出来なかったから、なおさらありがたかった。
他には中国人・台湾人・ベトナム人・タイ人・ヨーロッパで育った韓国人がいたのですが、授業の雰囲気も本当に良くて、助け合って一緒にたくさん勉強したし、卒業した今でもたまに会って近況を報告したり、既に自国に帰ってしまった子とも連絡を取り合ったりします。生まれた時代も国も育ってきた文化も言語も背景も何もかも違うのに、利害関係や上下関係が何もないシンプルな『友達』という関係で繋がれるって本当に幸せ。
春のコースを終えて、2週間ほどお休みがあったので、タイとカンボジアに一人旅をしたりしていました。夏のコースは学校の最上級コースです！
後半に続く！
